商品説明
<厳かな佇まいを持つ朱扇>
僧侶が仏事などの際に威儀を正す為に使用する、無地の朱扇(御夏扇)です。朱色の扇骨と上質な和紙で仕立てられた、シンプルながらも格式ある一品。余計な装飾を省いた基本仕様のため、用途に応じて扇面に筆で文字や経文を書くこともできます。法要の場にふさわしい、落ち着いた佇まいと実用性を兼ね備えた法具です。
仏教の儀式では、扇子は涼をとる道具ではなく、礼節や格式を示す重要な役割を果たします。特に朱扇は、僧侶が仏事に使用する基本的な法具小物であり、伝統的な装束や作法とともに、厳かな雰囲気を演出します。朱色は古くから清らかな色とされ、邪気を祓い、清浄な空間を保つ意味があるとされています。そのため、儀式の場で用いることで、場を清め、精神を整える役割を果たすのです。
輸送中の折れや破損を防ぐため、専用の箱に梱包してお届けいたします。法具は丁寧に扱うことが重要であり、その価値を損なわないよう、お届けすることを心がけています。
■特徴
本品は、僧侶があらゆる場所で用いる基本形の朱扇です。朱色の扇骨は、格式ある佇まいを演出し、仏事の場にふさわしい端正な印象を与えます。余計な装飾を施さず、シンプルな造りに仕上げることで、どのような場面でも自然に馴染むデザインとなっています。
折りたたんだ際の先端部分には、金色の装飾を施しています。細部にまで気を配り、目立ちすぎることなく上品なアクセントを加えることで、使用する際の満足感を高めています。僧侶の所作に寄り添い、洗練された美しさを演出するこだわりの仕様です。
扇面には高品質の和紙を使用しており、伝統ある京都の工房で一点ずつ丁寧に仕上げております。和紙ならではの質感があり、筆で文字を書くことも可能です。お経の一節を書き込んだり、個人の信仰に関する言葉を記しておくことで、自分だけの特別な朱扇として使用する事もできます。筆運びがなめらかで、墨のにじみが少ないため、書き込み用の扇子としても優れた性能を発揮します。
和紙は時間とともに自然と黄ばみが生じるため、長期間の使用には向いていません。常に清浄な状態を保つためにも、定期的な交換をおすすめします。大切な仏事で使用する際は、新しい扇子を用いることで、清らかな心持ちで儀式に臨むことができます。
■利用シーン
僧侶があらゆる仏事に使用する基本の法具小物として欠かせない存在です。格式ある佇まいを持ち、寺院の正式な儀式や行事においても、伝統を尊重しながら使用することができます。儀式の場にふさわしい端正なデザインが、厳かな空間をより一層引き立てます。
僧侶が日常的に携帯しやすい伝統あるサイズで作られているため、持ち運びにも便利です。仏事の場だけでなく、出先や巡礼の際にも、必要な場面で手軽に取り出して使用できる実用性を備えています。
また、この朱扇は僧侶や修行者への贈答品としても最適です。格式を重んじた美しい造りが、受け取る方に喜ばれることはもちろん、儀式や修行の場で長く愛用されることでしょう。
朱扇は、僧侶にとって重要な法具小物の一つです。その鮮やかな朱色は力強さと清らかさを象徴し、使用者の心を整え、儀式や修行に集中できるよう導きます。寺院での正式な行事はもちろんのこと、個人の修行の場においても、その格式を守りながら使用できる法具として、大きな価値を持つ一品です。
朱の色彩が持つ清浄さと格式を大切にした御夏扇。伝統と実用性を兼ね備えたこの一品を、ぜひお手元に。
■取り扱い注意事項
-高温多湿を避け、風通しの良い場所で保管してください。
-直射日光の当たる場所に長時間放置すると、和紙が劣化しやすくなります。
-和紙の特性上、長期間の使用により黄ばみが発生するため、定期的な交換を行ってください。
■仕様
高さ9寸(約27cm)