商品説明
<伝統の技が光る、密教用散杖>
仏教儀式に欠かせない散杖を、美しい木目が特徴の一位材で丁寧に仕上げました。一位は古来より崇高な木とされ、高貴さや智慧の象徴として仏具や神具に用いられてきた特別な木材です。精緻な彫刻が施された本(もと)と末(すえ)は、職人技の粋を集めた逸品であり、仏道を歩む方の心に寄り添う法具となります。
尺二(約37cm)の扱いやすいサイズは、日々の修行や儀式において利便性を高めるだけでなく、持ち運びにも適しており、あらゆる場面で活躍します。密教の教えに基づいた形状と意匠が、厳粛な場にふさわしい雰囲気を演出します。
■素材
智慧と高貴さを象徴する一位材使用。
一位材(イチイの木)は、日本に古くから伝わる高級木材で、特にその木目の美しさと耐久性の高さが特徴です。木肌は滑らかで優しい手触りがあり、長く使用するほどに味わいが増します。
平安時代に「正一位」の位を授けられたことからその名がついた崇高な木。非常にゆっくり成長するため、強靭でしなやかな木質を持っています。そのため、「長寿」や「不屈の精神」を象徴する縁起の良い木とされ、仏具に使われることで「悟りへの道を支える」という意味合いが込められることもあります。
また仏具や法具に使用される素材には特別な意味があり、一位材は「智慧の象徴」として扱われることがあります。丈夫で長持ちする一位の木は、修行者の「精進」「忍耐」といった精神を支え、持ち主に安定した心をもたらすと考えられています。
一位材は美しさだけでなく、非常に縁起の良い木材です。そのため、散杖に使用されることで、実用性と精神的な意味の両方を兼ね備えた特別な法具となっています。
■特徴
本(もと)には格式高い四弁の彫刻が施され、末(すえ)には八葉の模様がレーザー刻印された、精緻な彫刻が特徴の散杖です。八葉の刻印は極めて細く仕上げられているため、使用中に先端が割れる心配がなく、細部に至るまで美しく仕上げられた職人技が光る逸品です。
また、末に向かうにつれてだんだん細くなる(テーパー加工)を施しており、握りやすく操作性にも優れています。手にしっかり馴染むため、長時間使用しても負担が少なく、快適にお使いいただけます。
尺二(約37cm)のサイズは短すぎず長すぎない絶妙なバランスで、持ち運びやすく、さまざまな場面で活躍します。屋内外を問わず使用でき、移動の多い方にも便利な設計となっています。
■利用シーン
この散杖は、密教の修行や供養法、仏事などの儀式において洒水加持に用いられ、僧侶や修行者が空間を清める為の大切な法具です。仏前での読経前、日常の勤行などに洒水加持を取り入れることで、より深い祈りの時間を持つことができます。
尺二サイズ(約37cm)の持ち運びやすい設計のため、巡礼や屋外での修行にも適しています。携帯しやすく扱いやすいため、旅先や自然の中での瞑想、祈りの場面でも便利にお使いいただけます。屋内外を問わず活用できる実用性の高さが魅力です。
さらに、仏教文化に興味のある方や修行を志す方への特別な贈り物としても最適です。精巧な彫刻が施された美しい意匠と、格式ある一位材の風合いは、コレクションとしても価値が高く、こだわりの逸品を求める方にも喜ばれます。格式ある法具としての役割はもちろん、伝統工芸の美しさを楽しめる点も魅力の一つです。
智慧と伝統を受け継ぐ一位材の散杖を、ぜひお手元に。
■取り扱い注意事項
-高温多湿を避け、風通しの良い場所で保管してください。
-天然木を使用しているため、木目や色合いには個体差があります。天然素材ならではの風合いをお楽しみください。
-過度な衝撃を与えないようご注意ください。長く美しい状態を保つため、丁寧にお取り扱いください。
■仕様
木材:一位材
長さ:37cm
太さ(末):0.65cm
太さ(本):1.15cm
重さ:12グラム